ワザリング・ハイツ -annex-

どんなに忙しい毎日でも、紅茶を飲んで、ほっとひと息。

ノベルゲーム(game)-ナルキッソス

『ナルキッソス0』を読む(感想・レビュー)

7F創設の歴史が語られる本作『ナルキッソス0』。よい意味で期待を裏切るような物語であったと言えるのではないか。当初は「創設の歴史」と聞いて予想される安易な展開を危惧していた私だったが、片岡さんの手にかかるとやはりそんなものは杞憂でしかなく、大…

『ナルキッソス -スミレ-』を読む(感想・レビュー)

『ナルキッソス -スミレ-』に見られる人物再登場――ある作品の作中人物を他作品に登場させる手法――は、バルザックやディケンズの作品にもある昔から好まれた試みのひとつ。20世紀以降に理論批評が台頭し、metaphysicalという形容詞がクリシェのように使われる…

『Narcissu -SIDE 2nd』を読む(感想・レビュー)

一作目(小説版)についての記事はこちら。 sengchang.hatenadiary.com 『半分の月がのぼる空』とはまたちがった角度から死を通じて生を捉えようとした不治の病もの。死について考えることは生について考えることだと言ったのは西田幾多郎だったか木村敏だっ…

Tomo Kataoka / Narcissu

Narcissu is entitled without the final character ‘s’ of “narcissus”, which means a hope to reduce a number of suicides.This book is worth even if you read only three pages, I think. Even though diction and grammar are sometimes wrong, ther…

片岡とも『ナルキッソス』

原題のNarcissuは“Narcissus”から最後の“s”を落としたものであり、これは自殺(“Suicide” の“s”)を失くしたいという製作者の想いからきているのだという。たとえ最初の三ページだけでも、この本は読む価値があると私は思う。言葉遣いがおかしくても、文法が…