ワザリング・ハイツ -annex-

どんなに忙しい毎日でも、紅茶を飲んで、ほっとひと息。

哲学(Philosophy)

日本語の代名詞を読む

よそで書いたエッセイなのだが、そろそろ時効だと思うので掲載してもよいかと。代名詞と文化現象の関係を一度まとめておきたいと思い、和辻の哲学から着想を得て、三浦つとむや大野晋の理論基盤を基軸としてまとめた言語論考。言語学の先生に査読をしてもら…

和辻哲郎を読む

日本人論というものを考えたときに和辻哲郎の功績を抜きにして語ることはできないであろう。現在少しずつ自分なりに構築しつつある“日本的特質”についての前提とも言える論拠を、諸方から様々な形で補強してくれる論理基盤が、和辻哲郎の『風土』では数多く…

西田幾多郎を読む

木村敏がなぜ西田を重要視したのかが最近になってようやくわかってきた。西田は矛盾する要素を併せもつ主体として自己を捉え、また行為する働きそのものとして捉えてもいる。すなわち自己とは、他から働きかけられる存在でありながらも、他に働きかける存在…

野矢茂樹『心と他者』を読む

「意識の繭」という『素晴らしき日々』のMADを見たSCA-自がその言葉を気に入って『サクラノ詩』のOP「櫻ノ詩」の歌詞に使った、という流れでよかったと思うが、その「意識の繭」という言葉はもともと野矢茂樹が本作で用いた言葉である。野矢のウィトゲンシュ…