ワザリング・ハイツ -annex-

どんなに忙しい毎日でも、紅茶を飲んで、ほっとひと息。

文学(Literature)-

谷川俊太郎『六十二のソネット』

一篇の詩があって、その中に書かれていることを一語一語すべて理解するというのは不可能なことだと私は思っている。実際には自分のわかるところを思ったように理解すればいいのであって、詩は言葉遊びなのだから、その語感を楽しむことがまずは大切である。…

中山可穂『白い薔薇の淵まで』

この小説をはじめて読んだのがいつだったのかもう憶えてはいないが、その後幾度となく読み返すことになった思い入れの深い一冊である。山本周五郎賞を受賞した本作は著者の作品中でも知名度が高い方だとは思うが、同性愛を扱った小説ということもあり、あま…